免許の更新という制度

カナダと日本の理学療法の違いの一つが、免許の更新です。カナダでは毎年、免許を更新しなければならずその度に更新料も支払わなければいけません。州によって値段が違うのですが、だいたい6-8万円くらいします。結構な出費です。産休などで、一年の途中から仕事を始めたりする場合は月割りで支払える州もあります。

私の登録している州では、5年に一度jurisprudance examという理学療法にまつわる法律や決まりについての試験があります。試験の内容は個人情報の扱いや、PTアシスタントとPTの業務の違い/責任、感染対策、診療報酬についてなどです。ま、期限は2ヶ月で職場の人と相談したり、調べたりしてもいいのですけどね。でもこれをパスしないとその次の年の免許の更新はできません。

他にも過去5年間の臨床時間が1200時間に満たない人も更新できません。この場合もう一度国家試験を受ける必要があります。

その他にも無作為で選ばれた人には監査があったりします。これは職場のカルテを見たり、自分が参加した勉強会の記録や、患者さんからの手紙など日々ちゃんと業務をやっていることに加えて自己学習なども証明する必要があります。一生選ばれない人もいれば、2回も監査を受けた人もいます。

日本では極端な話、一度国家試験に合格してしまえば一度も講習会や勉強会に参加せず、気が向いた時だけ働いていたとしても免許は有効ですよね?カナダのPTは常にいろいろ努力していないといけない印象です。毎年の更新料は痛い出費ですが、PTの質を保つ意味では良い制度だと思います。



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